①チャージ温度について【CoffeeDiscovery】

焙煎

蓄熱性能が弱いです。

いやこういうのはポジティブに捉えましょう。

カロリーを調整した時のレスポンスが早いです。

よし。

ドラムの鉄板の厚みがプロバットやギーセン等に比べてFUJIはやや薄いと聞きます。

ですが、プロバットもギーセンも使い倒して比較した事がないのでよくわかりませんが、

ドラム(窯)が小型であるが故に外気の影響を受けやすいのは仕方ない事だと思います。

これを念頭に置いて僕が行っている投入のコツを解説していきます。

①まず焙煎機をしっかり暖気する。

具体的には1バッヂ適当な豆をフルシティまで焼くor

ダンパー全開で200℃以上の火力を維持できるカロリーで10分以上放置するです。

窯と窯に触れているダクト等も温まるので余計な吸熱がされることなく焙煎が行えます。

②ルーティーンを固定化する。

僕の場合はダンパー全開で適当なカロリーで230℃まで温度を上げる。

達したらカロリーを切り所定の温度付近(140~180℃)まで自然と落ちるのを待つ。

そしてダンパーを全閉にして所定の温度に馴染みながら落ちてきたところで投入する。

ダンパーを全閉にしないと温度計が触れている中の空気だけ冷えたりして窯の正しい温度がわかりません。

③投入したら即時着火。

スパークボタン⇒ロギング⇒ホッパー解放⇒ホッパー即閉め⇒カロリー開放着火してます。

④カロリーはどうするの?

まず生豆が窯の温度を吸熱します。蓄熱が弱いのでチャージ温度が弱いとすぐにカロリー不足に陥りその後の焙煎に影響がでます。

じゃぁその後のカロリーを強めればいいじゃないのよって話になるんですが、

カロリーを強めたらその強いカロリーで窯内の温度が温められていき焙煎が進んでいきます。

つまり、進行が速い焙煎になります。進行が速いとRoRは高くなり、トータルタイムも短くなり…おっと!

さぁここからの設定はトータルタイムでの味の変化を理解した後で相談です!

ただ一つだけ抑えておきたいのはカロリーはクラック付近以外で下げる調整はしない方がいいということです。

豆内部に伝わるカロリーは外からじんわり入っていき時間差がある。

時間差があるということはカロリーを下げていく焙煎をしてしまったら最悪中焼け、良くてもベイクドという現象が起き、表面と内部が同じ温度になりなんとも平たーい味になってしまいます。

じゃぁだんだん強めたいよねってなりますが、強めるために初期が強すぎたらいけないよねってなります。

初期が強すぎたらいけないよねってなったら蓄熱是非とも利用したいね!ってなりますね!

では次回!