【新しいラテアートの世界】ドライフォームテクニック

ラテアート

こんにちは!

皆さんお元気でしたか?

僕は
少しのパンとコーヒーは買えるよ…

ってくらい元気です。

染みるゥ~!

さて!
今日はミルクを筆のように扱い、線を描いていく

【ドライフォームテクニック】について解説していきますね。

ドライフォームテクニックって何ぞや

ドライフォームテクニックは

2016年World Latte Art Championshipあたりから競技会では定番になった

【ミルクを筆のように扱い、線を描くテクニックです。】

 こんなやつね。

たぶん皆さん一度は見たり、
チャレンジしたことあるのではないでしょうか?

なければ一度やってみましょう!

たぶん多くの人が直面する問題が

ミルクが分離してこんなん無理やろ!!!!

はい、それはわたしもです。

しかも

2018年 World Latte Art Championship

においてはさらに発展させて

ドライフォームを書ききった後ぽたぽたとミルクを落としてマルを表現する

【Milk Drop】なる技まで使ってきました。

 

つ い て い け な い

 

ある程度までは分離せずに描けても
近年見るデザインは圧倒的にミルクが保ちません。

 

でもここ何か月間か、

ずーーーーーーーーっと

向き合うことで
やっと自力で攻略法を見つけました。

要チェックや!

8割はフォームミルクで決まる

ドライフォームテクニックの名前の通り

ウェッティではなく、ドライなミルクを目指す必要があります。

それには、

【水分含有量を減らす】

そして

【ミルクの変質を防ぎ分離を遅くする】

を目指します。

それには二つ方法があります。

①スチームの時間を短くする

スチームは蒸気です。

マルゾッコかスレイヤースチーム及び最新機種でもない限り多分に水分を含みます。

長い時間スチームすればするほど水分が増えます。
スチームのテクスチャリングの効率を高めて極力短くできるといいね!

②ミルクの温度をぬるめにする

“ラムスデン現象”に代表されるように

牛乳は過熱すると

必ずたんぱく質と脂質は

熱変性が起きる

ということを自覚しなければなりません。

正確なことはわかりませんが、
ラムスデン現象は40℃以上
乳脂肪融点は32℃とのことです。

科学的なことはわからんので

45~55℃、55℃~65℃、65~75℃
の3種類のミルクで試してみました。

結果

明らかに分離速度に差があり、
45~55℃では圧倒的に分離しませんでした。
最後までドライなフォームがキープできます。

この温度以下はさすがに商品にならないのでやりません。

競技用?そんな言葉は聞きたくない。


これを言うのはかなり抵抗がありました。
たぶんこの温度は若者以外からはクレーム必須です。
僕はあつあつのお茶をすすって飲むのが大好きですし、お茶漬けはサラサラです(?)
しかし、どうも海外の文化的にはそもそも啜って飲むようなことはしないし、
ラテはかなりぬるいものらしいです。(当方海外経験無し)

普段業務で珈琲を入れている人ほど気づけない盲点ではないでしょうか。
僕はチャンピオンの動画を何度も繰り返し見て珈琲関係者以外の人に相談して個人的にしっかりと向き合って淹れまくってまでして気づくのに2か月程かかりました。
長い間動画とブログ更新できてなくてすいません。

ポアテクニックのポイント

次に注ぎ方のポイントです。

ただ振らずになぞるだけ?

いえいえ!ちゃんとポイントはあるんですよ!

この順番にも意味があるので一つずつチェックしていきましょうね。

①注ぎのミルクは細く

横軸の力は線の強弱に影響して線がぶれます。

また、ぴょんってミルクが飛び出すときに滲みが起きます。

後述しますがクレッシェンドに行う注ぎの関係上、

基本的に細くミルクを注ぐことを基準とするとその後の調整もしやすいですと思います。

②書き出しは垂直にミルクを落とす

前述しましたが、ぴょんってなると滲みのリスクが出ます。

わざわざ高い位置からミルクを垂直に落としてから近づけるくらいの徹底的な大げさぶりでいいくらいです。

③クチバシはガッツリ近づける

ラテアートの基本として近くないと浮きません。近づけましょう。

液面たまると離れがちよね。しかもなぞるように書くなんて距離感わかんないよね。

でも離れちゃだめ。距離感を意識して練習しよ!きっとできるよ!

④カップとピッチャーを持つ姿勢を変えない

集中してるとカップとピッチャー、構えている位置がどんどん上がってきませんか?

疲れ目かな?集中して丁寧~に文字を書くときも顔を近づけちゃうよね?

ダメよ。

習字の意識でいましょう。

液面が溜まっている状態で慣れないことをしているから

こぼれるの怖くて体から離しがちにもなるのは分かるよ。

それに伴ってピッチャーをぎゅってにぎったりして

クチバシが真っすぐならなかったりもするのさ。

気を付けるべし。

⑤注ぎは一定のペースで

ミルクピッチャーが軽くなってきてどうしても最後は注ぎが尻すぼみになりがち。

注ぎがデクレッシェンドになると滲みやすくなります。

注ぎが弱まる→ピッチャーの角度が戻る→分離した泡がフロートする
ってことね。まぁ理屈はいいさ。弱まらないようにだけ注意してよ~!

動画も合わせてご覧ください

いかがでしょうか?ヒントになりましたか?

この新しいテクニックについていっている、
そして使いこなしている人が日本では少ない印象です。

また、情報交換も乏しいです。

ヒントになったらSNSでも過去記事でもどんどんシェアしてくださいね。

リンクフリーです。

沢山の人に知って欲しい。

ラテアートの多様性と楽しさ。

(ニッチなジャンルだから先達のポジショントークが多いかもしれないけど、業界の先輩なんてないからね。上下関係なんてないよ。僕にはフランクに何でも聞いてね。そして色々教えてね。)

そして僕が使いこなしているかというと、

2019年は8位 2020年は14位 決勝いけてない。

完 全 に ロ ー ト ル

調べても情報がないです。英語記事も見つかりませんでした。

だが今年は違う、

ひたすら努力しました。

完全に攻略法を見つけた。

そして…

J L A C 中 止

///ら、来年がんばればいいだけなんだからね!///

 

動画もこだわって作りました。

チャンネル登録と高評価で応援してくれると報われます。