LATTEART THEORY

僕は今でこそ自由自在にミルクを用いて様々な絵柄を描くことができますが、
最初はいくらやっても全然上手にできませんでした。
本を読んでも、教えてもらったりコツを聞いてもなかなか身に付かず。
結局大部分は圧倒的な練習量と研究を重ねて習得しました。

理屈や理論がその当時不明確であり、座学ではなく体を実際に使うことなので伝わりづらく、皆、経験則に裏打ちされたモアベターの伝播だけを頼りに練習していました。

僕はなぜそうなるのかどうしてそうしたほうがいいのか腑に落ちないことだらけでした。

答えの無い問題に向かう一切の手探りによる非効率。
焦燥した日々を思い出します。
全然上達や向上が見られないことにとても悔しい思いをしました。

そんな自分の努力量に比例しない適正の無さを突き付けられるうちに、疑問が浮かびました。
『飲み込みの早い器用な人間』と
『何度やってもうまくいかない不器用な人間』
その差はなんだろう。

不器用な人間が悪いのか、それとも教え方が悪いのか。

器用な方は目で見た情報をしっかりとコピーし、体でトレースしアウトプットできる傾向がありました。
不器用な方は頭の処理に体がなかなかついてかない傾向がありましたが、
その反面、沢山の情報を貯めることが出来ていました。

僕は不器用な人間だったので失敗する原因のトライ&エラーを全て理解し、情報を蓄積し続けることができました。

今これを読んでくださっている方はなかなか上手にできない、または上手になりたい方だと思います。
大丈夫です。僕も今のあなたと同じようにただひたすらなぜとどうしてを追い駆けました。

不器用な方は器用な方と比べて少しも焦る必要はないです。
あなたのための攻略法はここにあります。

もしなかなか上手にできなくてもきっと大丈夫です。
知ることと実践することがリンクすれば必ず上手になります。

① エスプレッソマシンによる抽出のおさらい

② フォームミルクの理解

③ スチーミングの理論

④ ラテアートが描かれる仕組み

⑤ 対流を使ったフリーポアの書き方

⑥ 自由にミルクを扱うコツ

⑦ 対流モチーフの攻略

⑧ アニマルモチーフのテクニック

高いレベルのラテアートの知識が詳しく解説してある教本は現在日本においてありません。
僕も自分なりに分析して情報をまとめました。

色々読んできましたが
写真付きでわかりやすい一番身につく参考にできる書籍を
あげるなら確実にコレです。

(絶版かも…やっぱ専門的すぎると売れないのね