【新豆紹介】ニカラグア リモンシリョ レッドパカマラ デリケートナチュラル

コーヒー豆情報

こんにちは!

まだまだ暑い日が続きますがこれからどんどんと過ごしやすくなってくると思うと楽しいですね。

今日は新登場の珈琲豆の紹介です。

【ニカラグア リモンシリョ レッドパカマラ デリケートナチュラル】

名前が長いですね!

ニカラグアリモンシリョ農園について

ニカラグアは
北西にホンジュラス、南にコスタリカのあるガッツリ中米の珈琲生産国です。

なかなかの高温多湿国であるようで、中央山岳部で美味しい珈琲豆が作られています😌

このリモンシリョ農園の珈琲も中央山岳部のマダガルパで作られています!

標高はあんまり高くないです。富士山でいうと吉田インターチェンジくらい。

それなのに!なぜ美味い!?
そこには農園のこだわりがありました。

僕の故郷である熊本を思い出すきれいな風景。

【国】ニカラグア
【エリア】マダガルパ
【農園名】リモンシリョ農園
【生産処理方法】デリケートナチュラル
【標高】850~1150m
【品種】レッドパカマラ

オーナーがすごい!

オーナーは エルウィン・ミエリッヒ氏

プライベートオークションが行われるほど世界中でその品質が認められているそう。

ニカラグアには8つの農園を所有している上に、
国を越えてホンジュラスにも農園を所有しています。

また、マダガルパ地区には自前のドン・エステバン・ドライミルを所有。

そして極めつけはCOEのヘッドジャッジの経験も持つ。

名実ともにニカラグアを代表するスペシャルティコーヒーを生み出している人物です。

スーパービップ!!!

農園のこだわりがすごい!

滝だー!マイナスイオンがすごい!

シンボルともいえる滝からもたらされる豊富な水資源と湿度がこの農園の特徴的なテロワールを生むそうです。
熱帯雨林を髣髴とさせる山奥の山林に位置していて、木々や竹林、コーヒーの佇まいは、あたかも庭園のような趣きで美しく管理されています!きれいですねー。

僕のおじいちゃん家に昔あった牛舎よりキレイ

ニカラグアでは、農園・農家のほとんどがウェットパーチメントまでを作り、中間業者などのドライミルで乾燥工程を行います。

が、しかし、エルウィン氏の珈琲は農園の南、標高670mに位置するマダガルパにドンエステバン・ドライミルを構えています。これは、生産処理を行う上でアドバンテージともなります!

ドンエステバン・ミルは、ニカラグアで初めてのフルトレーサビリティのドライミルで、受け入れたウェットパーチメントには、トレーサビリティカードが発行され、厳密なロット管理がされています。厳格ですね!

乾燥させるときは、ビニールハウス3段アフリカンベッドを建設し、ここでスペシャルティコーヒーの乾燥を行っています。

その工程は、まず2日ほど、黒いシートの上で乾燥させ、その後3段アフリカンベッドの上段で数日、その後中段(少し日陰)で数日乾燥させるという方法が採られており、管理の徹底ぶりが伺えます。

ナチュラルについても、乾燥時のチェリーの積み方を変化させて、同じナチュラルプロセスの中でもの風味特性を変化させたりと独自のプロセスを生み出しています。

ここが美味い!

左:パカマラ 右:エチオピア在来種

このパカマラ種という珈琲豆。

とても大きいんです!

ドン引きするほどの大粒。

味わいの特徴としては
とにもかくにもまずボディが強いです
どっしりこってりクリーミー。

軽快でさわやかとは遠い濃厚濃縮感。

今回この個性を活かして、
浅い焙煎なのに厚みのあるマウスフィールを感じられる焙煎にて仕上げています。

焙煎で気を付けたこと

まずこのパカマラという品種、ローストフレーバーが付きやすいです。
大体パカマラを扱っているお店でのフレーバープロファイルではチョコレートやココアをよく見ますね。

そして標高からくるのか軟質傾向であり、あまり激しい焙煎をするとビターがこんにちは。マウスフィールザラザラでした。
つまり中煎り以降にこれだ!っていうゾーンは見つかりませんでした。

これは、排出温度に関してとても気を使い、Development ratioを短く設定しました。
その代わり、ハゼ前より早めに温度をしっかり落とし、高すぎない排気温度をキープさせるように煎り込みました。

そして3週間ほどかけてゆっくーり乾燥させたというこのデリケートナチュラル。
水分値が低く、なかなか豆の中心にカロリーが伝わりません。

これは、前半はダンパーを閉め内圧を上げるのと、
中点を少し上げガス圧下げて前半の排気温度を高めた状態をやや引っ張る。
前半に少し工夫をして焙煎をしました。

そしてクセの強すぎる個性。

ポジティブに言うとチョコレート感とクリーミーマウスフィール。
が突出しすぎなのと、フレーバーが特殊。

ブドウ発酵感とドライフルーツ&スパイシーって珈琲においてあんまり馴染みなくないですか?

でもせっかくのトップスペシャルティの品質と特異なフレーバー。
あえて推していくことにしました。

そこで僕がイメージした焙煎が

こちら。

一番メジャーなのではロッテのラミーですね。

このチョコレートは好き嫌い分かれるんですよね。
好きな人はたまらなく好き。
苦手な人は苦手。

ナチュラルの発酵感が生み出すブドウ酒感、
そしてパカマラの個性が生み出すミルクチョコレート感がマリアージュされた珈琲。

ラムレーズンチョコレートが好きな人やヒトクセあるのを飲みたい方
ぜひ一度味わってみてください!

↓商品ページ↓
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