こんにちは!
TAKERUCOFFEEのたけるです。
今回はなるべく難しい理屈を抜きにしてリーフの描き方のコツをつかむ簡単な書き方を解説していきます。
フォームミルクの状態を可能な限り良く(再)
デジャブ…?
いいえ、大事なことなのでもう一度語らせてください。
まず前提として
フォームミルクの状態が良ければ良い程、ラテアートにおいてミルクの挙動が思い通りの動きが出てきます。
しかもリーフ等の線を表現するラテアートにおいてはこれが顕著に表れてしまいます。
細い線を表現するには細くミルクを注がなくてはいけません。
フォームミルクが粗かったり重かったりするとそもそも細く注げません。
分離していたらもうなおさらです。
なので細く注げるほどの泡の量と細かさで泡とミルクが混ざりあっている状態を達成するための一番低予算での選択肢としてナノフォーマーはお勧め出来るかなと思います。
ナノフォーマーで調べれば出てくると思います。
一般的なリーフの解説
①かさを増します
②ピッチャーのくちばしを近づけます
③白が浮いてきたらピッチャーを振ります
④模様が広がったら手前に下がっていきます。
⑤中心を切ったらできあがり!
普通は
で き ま せ ん
この説明で出来たら天才です。才能ありまくりか未経験者を偽った達人か。
強くてニューゲームしたか異世界転生とかしている可能性があると思います。
TAKERUCOFFEEの解説
かさを増します
①(クチバシを近づけやすくするために)
かさを増します。
(ちなみに優しく注ぐと茶色がきれいになるよ)
これはこういうことです。
真ん中付近(深いとこ)へ注いでブラウンのキャンパスを綺麗にしましょう
乱暴になったり、近づけすぎたりしたらだめだよ。一定の注ぎをクセづけてね。
慣れてくるとないがしろになりがちだけどしっかりね。
ピッチャーのくちばしを近づけます
②(ミルクを浮かせるために)
ピッチャーのくちばしを近づけます。
(この時カップをやや傾けるともっと近づけやすいよ)
これはこういうことです。
近づけると浮くというお話は前回うるさいくらいに解説しました。
あくまでフォーム(泡)とミルクが混ざりあっているフォームミルクというものは基本的に浮きたがっているという前提を頭に入れておいてください。
今回はその近づける距離感についてもう少し詳しく上達していきましょう。
高い位置から注げば沈む。これはフォームミルクの浮力より沈む力が勝っているからですね。
でも近づければ浮力が勝り、浮く。
つまり、近づければ近づけるほど浮力働きまくり!ってわけです。
しかし、リーフは線の中に茶色が入っています。これはどういうことでしょうか?
これは注ぎの勢い(流量)で奥へとミルクが流れていくから起こる現象です。
【さらに上級アドバイス】
これをしっかり表現したかったら過度すぎる近づけじゃない方が良いです!
白が浮く最低限の距離以上はくちばしは近づけすぎない距離感でラテアートを書く!これが最適!!
…でも難しく、理想論です。これは頭で考えてる人なんていないよ~
大体手癖になっていくものです。
なのでシンプルに
浮く距離であれば「過度に」近づけすぎなくてもよい
このくらいの意識レベルが頭の隅っこにあるときっと上達が
早くなると思います。
白が浮いてきたらピッチャーを振ります
③白(フォームミルク)が
浮いて(いるのが確認で)きたら
(直ちに)ピッチャーを(肘を意識して)振ります
これはこういうことです。
振り方の説明をします!
ピッチャーを振る。と、聞くと振るんだから手首を意識しがちです。
これはNG。
確かに手首を振っているんだけど意識すべきは実は肘。
そして「意識しなくても振れるようになる。」ここが到達点。
難しいかな?よーし、ここで感覚をつかむ最適な裏技をお教えしましょう!
手首ぶらぶーらしてください。そう、水泳の前のぶらぶーらのあれね。
どう?気づいた?手首ぶらぶーらと言いつつ肘を支点にしてぶらぶらしてませんか?
肘をガン固定して手首ぶらぶらなんて実はできないんですよ。それは手首がくがくなんです。
そう、キモは肘。ぶらぶらをだんだんおとなしく、おさえめにしていって…
構えてみて…動画とかでみるのと同じくらいの小さいぶらぶら加減に落とし込んでいってください。
はい、これで一発で適切な振り方です。
手首を意識したり、「振る」という言葉を過度に意識することはやめてください。
ぶらぶら「揺らす」というのが
一番感覚としては落とし込みやすいと思いますので是非意識してみてください!
しかし、揺らすをマスターしたら次に注ぎの量が不安定になる問題が発生します。
ゆらゆらさせてたら流量が弱くなったり強くなったり難しいよぉ!
これの解決策は2つ!
一つはぶらぶら揺らすをもう意識しないでできるレベルになるまでぶらぶらし続けること。
これをものにしたら流量だけ意識すればいいわけなんです。
そりゃそうなんだが、でもそれが難しいよね。
コツとしては力を抜くこと。握力を極力抜きましょ~。
手首も固くならないようにね~。
あくまでぶらぶらの延長線上に細かく振るがあると意識することが大事です。
細かく振るよ、繊細に振るよ、って細かくコントロールしようとすると固くなるのね。
なので弱い力でぶらぶら揺らすをコントロールする意識じゃなくて
大きなぶらぶら揺らすを弱くしていって、
細かい揺らしでもコントロールできるようになるといいなベクトルで練習してね。
同じようでもこの意識で結構変わるよ~
二つ目は流量は体でコントロールするということ。
体を利用すると大らかな動きが出来ます。
ジャブよりフックの方が相手に当たる到達速度が遅いでしょう?
つまり、ダイレクトな反応をなだらかに遅延させることができますので
体でクッションを使ってドバってならないようにコントロールをするといいわけですね。
よくわからんし、ムズイ?
よーし、そんなアナタは肩を使え!
インドの肩をかくかくさせるあの動きのイメージです。
肩の重心変更のイメージを使うとなだらかーに流量コントロールができます。
なんかダイレクトに伝わりづらい!?
よーし。次は肘をあげろ!
はーい、これがコントロールしやすい姿勢ね。覚えておくように!
※注意
あと肩を下げてください。
ラテアートをやってると肩に力が入ってきて上がってきます。これだと流量コントロールが繊細にできません。これ豆な。
模様が広がってきたら手前に下がっていきます
④(線にしながら)模様が
(気のすむまで)広がってきたら
(意識しないでも)手前に下がっていきます。
これはこういうことです。
ふりふりして線が入るようになったら
普通はそれに夢中になります。
過集中してカップの傾きやら姿勢やら注ぎの全体量やら考えることはできません。
後ろに下がるなんて考えたら流量や振ることやらがおろそかになってしまう危険性を僕は伝えたい。
基本的に液量がなみなみになってきて
傾かせたカップが水平に戻す過程で
初心者~中級者は意識しない限り
カップを水平に戻す過程でピッチャーが後ろに下がるんです。
これはガチなんです。
だからあえて気を付ける必要はありません。
それよりも流量。
広がりのあるリーフを書けることになるほうが難しいんですよ!
中心を切ったら出来上がり
⑤中心を切ったら出来上がり
これは中心を切ったら出来上がりということです(?)
リーフがうまくいってるなって時に最後の最後でミスしがちな状況をよく見ます。
それはセンターが切れない問題です。
もうこれには手っ取り早く解答があります。
まず力みすぎ。
ピッチャーをギューって握ると確実に体の内側に巻いてしまいます。
そして姿勢が猫背すぎ。
疲れてくるのと過集中状態になるとカップと顔の位置が近くなり、
練習後期や業務後期、必ず前傾姿勢になってカップを持つ手は体側へ傾いて水平がとれません。
つまりリラックスしてやれば改善しますよ!
簡単なことだね!
今回の動画
すごくカジュアルに絞って解説した動画はこちらになります。
たぶん普通に教えてもらって練習を重ねるより
意識一つ置いとくだけで格段に上達が早まるとは思います。