黒猫と、コーヒーと、僕の物語

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TAKERUCOFFEEのロゴマークには、黒猫が描かれています。
それは単なるデザインではありません。
僕にとって彼は、大切な家族であり、親友であり、そしてコーヒーとともに歩んできたもうひとりの“創業メンバー”です。

2018年。
自宅の一角で小さな焙煎機を動かしながら、ただ「美味しい」と思える一杯をひたすらに目指していた時から、
彼はいつも僕のそばにいてくれました。

焙煎に悩み、味づくりに迷い、何度も立ち止まった夜。
それでも彼は、言葉もなくただそっと寄り添い、僕の時間に耳を傾けてくれました。
火の前に立つ僕の背中を静かに見守りつづけてくれた存在です。

自由で、自分らしく、誰にも媚びずに生きていた彼の姿。
その姿はやがて僕が「どんなコーヒーをつくっていきたいか」の道しるべになりました。
流行でも正解でもなく、“自分が心から良いと思える味”を信じること。
そしてそれが誰かの毎日をそっと癒すものであればいい、と。

今はもう、彼は空の上。
けれど、焙煎機の前に立つたびに僕は彼の静かなまなざしを感じています。
だからこのロゴは、彼そのもの。そして僕たちの物語そのものです。

2022年、川越に実店舗を構えてからもその想いは変わりません。
どれほど場所や道具が変わっても、僕と彼と、そしてコーヒーはいつも一緒です。

TAKERUCOFFEEのロゴは、
“自由に、自分らしく、心を込めて”コーヒーをつくるという誓いであり、
それをそっと支え続けてくれた小さな命への感謝のしるしでもあります。

このロゴを目にした誰かの暮らしにも、
静かでやさしいぬくもりが、そっと溶け込んでいきますように。